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大きすぎる夢

映画 『奇跡のシンフォニー』を観て、

この活動を始めた頃の気持ちを思い出した・・

というか・・

魂の声を

呼び覚まされたような気がした。

忘れてはいなかったのだけど、

事務所をかまえ、

心の余裕がなくなり、

自分の魂の声を聞く余裕がなくなっていた。

私が一番、やりたい仕事は、

カウンセラーでもなく、

保育園や幼稚園の保母さんでもなく、

施設での保母。

施設での『母』になること。

自分の力ではどうにもあらがうことの出来ない、

運命におかれ、

その日、そのとき、

自分の身に何が起こるかもしれない恐怖と

背中合わせで生きている子達。

自分の生きる場所、

自分の家庭である居場所すら、

自分の意思にはまったく関係なく、

明日、突然違う場所に移されるかもしれないという、

不安の中で生きなければならない子達。

虐待や人身売買の危険にさらされている子達・・。

まだまだ20歳そこそこの私が

漠然とした思いを頭に描いていた。

〝親を知らないこども達の本当の母親になる。〟

戸籍をどうするとか、

必要経費はどうするとか、

どれくらいの人数の子を受け入れられるのかとか・・

現実的なことは一切考えてはいなかったが、

ただただ、そんなこども達を

思い切り愛したい、

愛情いっぱいで育てていきたい・・

そう思っていた。

そう、単なる

〝血縁関係の無いだけの子だくさん〟という、

ごく普通の家庭。

目に浮かぶのは、

私とこども達が大きな庭で、

一生懸命に洗濯物を一緒に干している。

そして、私の顔も、

こども達の顔も

みんな笑顔・・。

そんな空想を頭の中で思い描いていた。

見返りはいらない。

だから、「母さん、母さん」と

慕ってくれなくてもいい。

ただただ、

私の無償の愛を全身で感じ、

愛に包まれ、

温かく幸せな気持ちをいつも身にまとい、

成長していって欲しい・・。

そして、

好きなことをし、

悔いの無い人生を送って欲しい。

私が死んだ時に

大きな悲しみに包まれることの無いように、

決して、

私に依存することのないかかわり方をする。

そんな、

こども達への『愛し方』だけは

しっかりと

具体的に考えたりはよくしていたけれど・・(笑)

だが、

今は無理。

私が一番に大切にしなければならないものがある。

私の持っている限りの愛で包み、守り、

幸せな生き方のできるように

全責任を持ってかかわらなければならない人間がいる。

私は今、

『個人』である前に、

『親』なのだから。

我が子が成長し、

私に孫ができる頃なら、

私のこの身勝手な夢に手を出すことは

もしかすると許されるのかもしれない。

だからといって、

今、

私は職業として保育士を選択しない。

なぜならば、

この悲しみの連鎖を断ち切らないことには、

イタチゴッコとなってしまい、

苦しみや悲しみを背負うこども達は、

一向に減ることはない。

だから、

私は今、

世の中に溢れる、

『悲しみの連鎖』

を断ち切れるよう、

講演して歩きたい。

そしてもしも、

悲しみの連鎖を完全に断ち切ることができたなら・・

本来、

無償の愛で包んでくれるはずの人間が、

すぐそばに顕在しているにもかかわらず、

『愛』に飢えてもがくこども達がいない未来で、

無償の愛を得られるはずの対象を

失ってしまい、

やむを得ず、

『愛』に飢えることになってしまったこども達を

私はもてる限りの愛で包みたい。

それを実現するには

想像を絶する莫大な費用がかかるのは

避けられない現実であるのだが・・

それはそっと・・

現実逃避をして・・(笑)^^;

またこれからも、

その願望を温めつつ・・

モチベーションを維持していこう。

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